オパールの価値を決める査定基準 | 宝石・貴金属の買取ガイド

オパール

美しい色彩が魅力的な宝石、オパール。
日本では80年代後半からのバブル期にブームがあったため、デザインが古くなったなどの理由で、売却を考える方が多いようです。
お手持ちのオパールを高く買い取ってもらうためには、どうすればよいのでしょうか。
この記事では、オパールの価値を判断する方法、買取相場、おすすめの買取店についてご紹介いたします。
査定基準を知って、ご自身のオパールをセルフチェックしましょう。

オパールの産地と種類

オパールの産地はいくつかありますが、とくにオーストラリアとメキシコがよく知られています。
産地によってオパールの種類や価値も変わりますから、あなたのオパールがどれに当たるのか、確認しておきましょう。

オーストラリアのオパール

ホワイトオパール……最もポピュラーな地色の白いオパール。ライトオパールとも呼ばれます。
ブラックオパール……地色の黒いオパールで、最も評価が高いです。
ボルダーオパール……鉄鉱石の中にできたオパール。

メキシコのオパール

ファイアオパール……赤やオレンジ色のオパールで、遊色が炎のように見える。
クリスタルオパール……透明度の高いオパール。ウォーターオパール、ジェリーオパールとも呼ばれます。
カンテラ……母岩つきで磨かれたオパール。

ほかにも、ブラジル、ペルー、メキシコ、エチオピア、南アフリカ、タンザニア、ジンバブエなどの産地があります。

この中で注意したいのは、ブラックオパールについてです。
地色が黒であっても、貼り合わせで作られた物があるのです。
その場合は宝石としての価値は、残念ながらありません。

オパールの評価基準

オパールの品質は、どのように評価されるのでしょうか？
以下に簡単ではありますが、五つほど紹介させていただきます。

カット

多くのオパールは丸く磨いたカボション・カットをほどこされていますが、ハイカボションと呼ばれる、分厚い物ほど価値は高まります。
線対称であること、美しいドームであることが評価されます。

地色

ブラックオパールは、地色が濃いほど高評価になります。
地色が濃ければ、それだけ遊色が映えるためです。

遊色（色数とパターン）

正面から見たときだけでなく、あらゆる角度で遊色が出ることが最も重要です。
たくさんの色が鮮やかに見えるほどよいとされ、とくに、赤やオレンジなど、暖色系の色が見える物は高評価となります。
パターンが格子状にくっきりと分かれた「ハーレクイン」と呼ばれる物や、「チャイニーズライティング」という直線が交差するパターンは非常に貴重です。