翡翠の産地や種類とカラー
翡翠の産地や種類とカラーを知ろう
翡翠は産地でその種類やカラーが異なります。
同じ翡翠と思われやすいですが、産地や種類、カラーを知って自分にピッタリの翡翠選びをしましょう!
翡翠の最大産地はミャンマー
翡翠はジェイドと海外では呼ばれ、世界中で採掘され現在の宝石市場で流通している翡翠は、ミャンマー産の翡翠が独占しています。
ミャンマーは翡翠の商業的な採掘が許されており、ミャンマーの主な輸出品としてその経済をサポートしています。
ミャンマー産の翡翠は、翡翠の品質評価の基準とされる翡翠輝石の含有率が非常に高く、透明度や発色も最高級とされています。
世界中の宝石コレクターによる需要もあるので相場は高く、ミャンマーでは18世紀に中国への翡翠の輸出を開始してから、大規模な鉱脈開発を展開してきました。
毎年新しい鉱脈が発見され埋蔵量は不明ですが、翡翠はミャンマー以外にもグアテマラやアメリカでも多少は採掘されています。
また、翡翠は日本でも産出されています。
日本の翡翠産地
2016年に国石とされた翡翠は、縄文時代中期の遺跡から翡翠を加工したものが発見され、日本の宝石の原点ともされています。
その後も、装身具や勾玉などに加工されて珍重されましたが、奈良時代以降に翡翠は姿を消します。
日本国内の翡翠産地は長い間不明で、大陸から入ったものとされていましたが、これは昭和初期に覆されます。
新潟県で翡翠の原石が発見され、日本の遺跡から見つかった翡翠は全てここから産出されたものと判明したのです。
新潟県の翡翠は非常に堅牢で、美しい煌めきを特長とし、質、量共に日本随一の翡翠産地となりました。
翡翠の種類やカラー
翡翠はその鮮やかな緑色を想像する方が多いと思いますが、翡翠には、
- 赤
- オレンジ
- 白
- 灰
などのカラーの種類があり、翡翠の純度を決める翡翠輝石の基本色は白なので、真っ白な翡翠は濃緑の翡翠と同じ価値があるとされています。
また翡翠の種類には、
・ジェイダイト(硬玉)
2種類が存在し宝石とみなされ、宝石買取で高額取引の対象なのはジェイダイト(硬玉)です。
中国では軟玉は半輝石と分類され中国で売られている多くの翡翠は軟玉です。
ただ軟玉でも白く透明感があるものは洋脂玉と呼ばれ、中国では硬玉より高い価値があるとされています。
日本では宝石買取業者で評価が異なるので、買取の際は複数業者に依頼しましょう。
また、ネフライト(軟玉)とジェイダイト(硬玉)の見分けは素人には難しいので、しっかり鑑別できる業者に依頼しましょう。
翡翠でも高価買取が期待できる“琅かん(ロウカン)”とは
翡翠買取で、高価買取を期待できるカラーがあります。
翡翠の質を決めるのは、
- 透明度
- 色合い(色ムラ)
- テリ
などですが、茶色などの混じり気がない新緑カラーが濃ければその価値も高まり、その中でも最高級の翡翠は、琅かん(ロウカン)と呼ばれ、宝石買取でトップクラスの買取価格がつきます。
翡翠はそもそも色が決まっておらず、翡翠輝石の白が不純物元素と結びつき、緑やオレンジ、灰色などの色になります。
この中に、濃い緑の色調の繊維状の結晶が均一に組み込まれ、非常に密に結びついて全体に透明感を保ったものが琅かん(ロウカン)と呼ばれ、希少価値も買取価格も高くなります。
いかがでしたか?
翡翠の産地や種類、カラーについてご紹介してまいりましたが、高価な宝石を査定や買取に出す際に店頭にもっていくのは不安ですよね。
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